最近は世間を揺るがす刺傷事件が多いです。護身も考え出す人も少なからずいるのではないでしょうか?
護身となると、やはり敵が来たという受け身の状態からよく稽古に入っています。
けっこう前から挙げていますがその前と後の状況はありません。
相手が敵として認識できていて、なおかつそれが我に向かってナイフもしくは素手で何かを行うというようなものです。
果たしてそれが実で使えるかどうかはわかりませんが、それは今回置いといて、そもそも敵としての認識はできるものなのでしょうか?
はたまた安全確保とはなんなのか、というところです。
敵の認識は、おそらく難しいと思います。テロに近い…というかテロですので、輩は人にまぎれます。まぎれるということは、一般市民と同義です。事を起こした瞬間に、犯罪者へと肩書きが変わるわけですから、相手が敵かどうか判別するのは難しいと考えます。
相手が敵と額に書いているでしょうか?
ナイフなどの刃物をブラブラ下げて歩くでしょうか?
一見普通に見える人が、急に、しかも何も言わずに刺してくる、この状況で敵と判別する方法はあるのでしょうか?
オーラや気を読むとか、オカルトチックなもので読み取れるものでしょうか?
できてたら犯罪などもっと未然に防止できるはずです。
できる人を選ぶ、のであればそれは使えないという判断になります。
安全の確保は誰がするのでしょうか?
他でもない自分です。自分しかできません。
誰が守るのでしょうか。警察や軍隊や彼氏や彼女、親や身内が安全を確保するのか?
はたまた金を払ってSPでも雇うのか?
自分しかできないと思います。他人が自分を守るわけではありません。
人のせいにするのはお門違いな気がします。
接敵しないようにするにも、色々と方法はあるわけです。
そもそも怖いと感じるところには近づかないとか、何か長いものを持つとか、友達なりと一緒に歩くとか、コンビニなどの人が夜でも必ずいるところを通るであるとか、あると思います。
めんどくさい事ですが、こうゆうチマチマした事が命を守るわけです。大昔の人間の祖先でもそれらをやってきて生き延びているわけです。
カッコ悪いからといって、死んだら終わりな訳です。なんの得になるのでしょうか。
本来、非常に危険な世界で生きているわけですから、生き延びたという感覚なわけです。
武術や武道でもある間合いですが、これは別に仕掛けられる距離に限った事ではありません。
危険だと思われる因子や地域に対してなるべく近づかないようにする距離感でもあるわけです。
五感も使います。接触や近接せずとも、何かを感じて、判断する事は人間の機能でできる事です。
敵の識別であっても、キョロキョロしてるとか、何度も同じところを同じ周期で歩いているとか、やたらと見てるとか、あーとかうーとか言ってるとか、兆候は少なからず発見できると思います。
それらをやって安全を確保するわけです。まずは戦闘状況にならないように最善を尽くしたいわけです。
何かがあったとしても、やってないよりはもしかしたら逃げる時にどこどこに何があったのかという情報が、レッドゾーンから抜け出す要因になるかもしれません。
スマホを見ながら歩くのはあまり、このようなことからオススメはしません。首や目がどうこうとかいいますが、個人の身体の中の事などは私の知ったこっちゃありませんが、その状況になった時の臨機に対応できる手立てになる可能性はあります。
武術と関係なさそうに思えるかもしれませんが、武術の発生も、そもそもこういったものだといえます。
戦いは発生するものですから、その場面やシュチュエーションだけでは到底考察は難しいといえます。
完璧に防げるというのもはありません。そんなものは存在しません。
ただ、やれる事はやる必要があると私は思うわけです。
ツラツラ述べてしまいましたが、とりあえず本日は以上です。
興味ある方は日曜日に…。
よろしくお願いします。
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