武術同好会in千葉同好会のブログ

中国武術である戴氏心意拳を練習してます。同好会と冠するに、目的は今は人集めです。師は愛媛にいます。連絡先はxinyi.kokoro.omoi@gmail.comです。

安全

最近は世間を揺るがす刺傷事件が多いです。護身も考え出す人も少なからずいるのではないでしょうか?


護身となると、やはり敵が来たという受け身の状態からよく稽古に入っています。

けっこう前から挙げていますがその前と後の状況はありません。

相手が敵として認識できていて、なおかつそれが我に向かってナイフもしくは素手で何かを行うというようなものです。


果たしてそれが実で使えるかどうかはわかりませんが、それは今回置いといて、そもそも敵としての認識はできるものなのでしょうか?

はたまた安全確保とはなんなのか、というところです。


敵の認識は、おそらく難しいと思います。テロに近い…というかテロですので、輩は人にまぎれます。まぎれるということは、一般市民と同義です。事を起こした瞬間に、犯罪者へと肩書きが変わるわけですから、相手が敵かどうか判別するのは難しいと考えます。

相手が敵と額に書いているでしょうか?

ナイフなどの刃物をブラブラ下げて歩くでしょうか?

一見普通に見える人が、急に、しかも何も言わずに刺してくる、この状況で敵と判別する方法はあるのでしょうか?


オーラや気を読むとか、オカルトチックなもので読み取れるものでしょうか?

できてたら犯罪などもっと未然に防止できるはずです。

できる人を選ぶ、のであればそれは使えないという判断になります。


安全の確保は誰がするのでしょうか?

他でもない自分です。自分しかできません。

誰が守るのでしょうか。警察や軍隊や彼氏や彼女、親や身内が安全を確保するのか?

はたまた金を払ってSPでも雇うのか?


自分しかできないと思います。他人が自分を守るわけではありません。

人のせいにするのはお門違いな気がします。


接敵しないようにするにも、色々と方法はあるわけです。

そもそも怖いと感じるところには近づかないとか、何か長いものを持つとか、友達なりと一緒に歩くとか、コンビニなどの人が夜でも必ずいるところを通るであるとか、あると思います。


めんどくさい事ですが、こうゆうチマチマした事が命を守るわけです。大昔の人間の祖先でもそれらをやってきて生き延びているわけです。

カッコ悪いからといって、死んだら終わりな訳です。なんの得になるのでしょうか。


本来、非常に危険な世界で生きているわけですから、生き延びたという感覚なわけです。


武術や武道でもある間合いですが、これは別に仕掛けられる距離に限った事ではありません。

危険だと思われる因子や地域に対してなるべく近づかないようにする距離感でもあるわけです。

五感も使います。接触や近接せずとも、何かを感じて、判断する事は人間の機能でできる事です。


敵の識別であっても、キョロキョロしてるとか、何度も同じところを同じ周期で歩いているとか、やたらと見てるとか、あーとかうーとか言ってるとか、兆候は少なからず発見できると思います。


それらをやって安全を確保するわけです。まずは戦闘状況にならないように最善を尽くしたいわけです。

何かがあったとしても、やってないよりはもしかしたら逃げる時にどこどこに何があったのかという情報が、レッドゾーンから抜け出す要因になるかもしれません。


スマホを見ながら歩くのはあまり、このようなことからオススメはしません。首や目がどうこうとかいいますが、個人の身体の中の事などは私の知ったこっちゃありませんが、その状況になった時の臨機に対応できる手立てになる可能性はあります。


武術と関係なさそうに思えるかもしれませんが、武術の発生も、そもそもこういったものだといえます。


戦いは発生するものですから、その場面やシュチュエーションだけでは到底考察は難しいといえます。


完璧に防げるというのもはありません。そんなものは存在しません。

ただ、やれる事はやる必要があると私は思うわけです。


ツラツラ述べてしまいましたが、とりあえず本日は以上です。

興味ある方は日曜日に…。


よろしくお願いします。

xinyi.kokoro.omoi@docomo.ne.jp

雑談 3

今日は晴れでした。クソ暑い中皆様お疲れ様です。

熱中症にお気をつけください。特に薄毛、もしくはハゲている方は特に必要だと思いますが、帽子は被った方がいいでしょう。

最近では日傘男子と銘打って熱中症予防を呼びかけているようです。

これで心置きなく、護身として傘を、堂々と持ち運べる事が出来ますね。ありがたい事です。

こまめな水分補給も必要です。がぶ飲みはいけません。ちょこちょこ飲むのがいいのです。

がぶ飲みすると、熱を放出するために一気に汗として水分が出て、体内温度を下げるため体表面に汗が大量に出ます。

ちょこちょこ飲みましょう。どこででも買って水飲めるだけでも幸せだと思ってください。

こういった簡単で出来そうな事ほど意外とやらずに天に召される方がたくさんいます。

私は大丈夫とか、私はまだ若いからとか、根拠なき自信もいいことですが、倒れたら自業自得ですし、本末転倒です。自分から地獄の状況を作らなくていいので、自己管理をする事をオススメします。

部活で水を飲むなという時代だったという方も大勢いらっしゃると思いますが、何年経っているか忘れているのでしょうか、身体は18歳のままでストップしているのでしょうか、あまり理由になっておりませんので、あしからず。

身体は着々と老い、死に向かっているのであります。気をつけましょう。


さて、武術っぽい話をすると、武術をやる上で必要な概念といいますか、観念といいますか、大事な大事な中心を知っておく必要があります。

格闘技には存在しない概念です。


中心とは、そのまま中心です。人体の中心です。

人間の身体はシンメトリーですので、中心が必ずあります。ないという方はおそらく半身がちぎれているのでしょう。


ここを武術ではとりますし、自分では理解しておく必要があります。


この中心を使う事で丸くなったり、回転したり、左右に入り、回り込んだり、重心を崩したり、接触に用いたりする戦術にもつながります。

中心なくして武術語れずともいえます。


捉えるというような表現でしょうか。中心をとる事で、相手を捉えるのです。

力を加える要素にもつながります。


実際動いてみたほうがわかりやすいと思います。

中心力とか軸とかいったりするところはありますが、そういったものはとりあえず心意ではいいませんし、使いません。

中心は中心です。軸とか棒が身体の中にあるわけではありません。中心です。

これは大事です。


また間合いも少し話しますと、昔聞いた話ですが、空手やってる人にあなたの間合いを教えて下さいといったらば、信じられない距離まで離れて、私の間合いですと言ったそうです。

ゴム人間なのでしょうか、何億ベリーの賞金首かはわかりませんが、おそらくゴムゴムの…の技名の後に手や足が伸びるのだと思います。


という事で、間合いも大事です。自分の攻撃範囲ですので、知らないと仕掛けになりません。

叩き合うものならいいですが、武術は叩き合いません。あるとこもあるんかもしれませんが、知りません。


ちょっとした事ですが、知ってる知らないで全然違うものです。

技や力の出し方や、呼吸だなんだのどうこうよりも、こういったシンプルな事は、絶対捨て置けません。

バカにできません。複雑なことや、複雑に考える事のが大事と思う人もいるかもしれないですが、考える程無駄になってる気がします。

切り替えや、他から学ぶ事もたくさんあります。


…眠いのでこのへんにします。

お疲れ様でした。

事件です

大阪府吹田市にて巡査が刺され、拳銃強奪の事件が起こりました。

拳銃弾については5発、のち1発は不明弾となっています。

やった本人の本意は不明です。G20サミットを狙ったものなのか、ただ単に恨みつらみからの行為なのかわかりません。もしかしたら、テロ組織の構成員か、それに感化され、そういった行為を実行した上で、家に爆弾や、計画を練っていたかもしれない、そういった関係性、見積りも考察できます。大袈裟かもしれませんが、大袈裟ではありません。可能性は否定できないので、確定情報が入るまでは、仮定を立てる必要があります。

単なる強奪行為にしろ、その裏側や、その行為に至る過程で考える事はたくさんあります。そこだけを見ていると、やったやつは悪いやつだ、だけになり兼ねます。

別にいいのですが、武術をやるならこういった事も考える事も重要になるかと思います。


犯人の背景は置いといて、強奪について考えてみると、拳銃は何故奪われたのか?

まずはリボルバー拳銃についてですが、リボルバータイプになるとマガジンが必要なく、チャンバーが回転式となっており、弾はチャンバー内に入っています。単純な構造であるため、トリガー、もしくはハンマーコックを弾けば弾が発射、再装填の必要性がなく、シリンダーが回転して連発で撃つことが可能であり、なおかつリコイルの反動が少なく、命中精度も高い、とのことです。

ただ、弾の装填数が限りなく少ないという事と、警察が所持しているリボルバーはニューナンブ式であり、ライフリングの長さが極端に短いです。つまり、遠距離には向いていない。

近接戦闘向きである、もしくは使いようによっては暗殺向きでもあるといえます。ホルスターがなくても剝き身で持てなくもないです。


弾がマガジンを必要としないことから、拳銃を盗んだ時点で即席で使用可能です。

だから危険だと判断したのでしょうか。防災無線で、一斉放送形式で民衆に危険だと促しています。いい対応だと思います。

また、警戒態勢もきちんととっていました。


犯人が拳銃を持ったところで撃てるのか?

どうにかして、例えば5発しかない弾をターゲットを決め、なんとかして最接近した場合は弾けば当たります。ほぼ即死の範囲だと思います。

遠距離から撃つことは可能性は低いと思います。

また、元自衛官とか抜かしていましたが、自衛官だからと言って、拳銃を撃ったことあるかどうかはわかりませんし、そうそう撃つことはまずないので、そういった距離からまず撃つのかな?と思います。

犯人に聞かないとわかりませんが。


その前にどうゆう経緯で刺されたのか?胸を刺されたとありますが、ボディアーマー越しから刺したのでしょうか?


武術の話になりますが、逮捕術や柔道や剣道の類は出たのでしょうか?

刺されているというとは、使えてないという事になります。不意急襲的なものなのか、単にナイフを処理できなかったのか。

また、拳銃はホルスターにがっちり入っていて、ポッチのようなもので3点で留められています。

すぐに抜いて相手をぶち抜く事もできません。

ここは公務員的に苦悩のところです。

危機迫って撃てば、輩から何故撃ったのかだのなんだのと物を申され、危ないと感じて仕掛ければ、それもガタガタと言われるわけです。

そういった平和な方々の言葉がより国を守る人の首を絞めている場合もあります。

こういった事も起因しているのかもしれません。

原因は色々とあります。どれが正しいかなんて事はわかりません。知った事ではありません。

が、こういったケースから状況を考えて、何故こうなったのかとか、武術で対峙する状況であるとか、警戒の仕方だとか、輩の明らかな兆候はどう感づくべきか…など、そういった情報収集や、活かせる事もできるわけです。


起こってやられた人が可哀想とか、痛そうとか、犯人はアホだとか、逆に拳銃を盗まれるとは何事か!などという事を思うかもしれませんが、それはそれでいいですが、密かに戦う者としては、そういったわかりきった結果論で終わるのはもったいないと思います。

そこで終わらせるより、活かす方がいいのかなと私は思います。

やかましいという方には、すいませんと一瞥くれてやるくらいでいいと思います。

何度も言っているかと思いますが、理想のエンドステイトとしては、我は無傷で相手を制するもしくは斃し、警察などの機関に引き渡すもしくはなんらかの処置を講じる、です。

やられて終わり、ああ可哀想…だけでははっきり言ってなんにもなりません。

なんになるんでしょうか?

可哀想だからなんとかするのではないのでしょうか?自分のケースのように捉えて考える必要があるのだと私は思うのですが。


武術、武道をやる諸兄方はもちろん今回のケースしかり事の起こりから終わりまでの事を考えていらっしゃる事と思います。

考えなければ、武術や武道は活かせないと考えます。


心意は日常に根差す武術を目指しております!


また、刺された警官については、早く復活され、現場復帰される事を祈るとともに、不明弾1発の早期発見を願います。複製でもされたら、非常にまずい事態となるかと思われます。


xinyi.kokoro.omoi@gmail.com