武術同好会in千葉同好会のブログ

中国武術である戴氏心意拳を練習してます。同好会と冠するに、目的は今は人集めです。師は愛媛にいます。連絡先はxinyi.kokoro.omoi@gmail.comです。

状況を知る

雨が降りそうです。暑い上にジメジメ、湿度は最高潮に達し、身体はベタベタです。蒸れております。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。身体はベタベタでしょうか。


雨などの状況も考慮しないと、予期せぬ状況に対応できません。雨だけで、状況的に何が考えられるでしょうか?

有視界状況の悪化、傘を差して手が塞がる、路面は滑る、土はドロドロでぬかるむ、身体はヌルヌルと滑る…など、生起する状況はたくさんあります。


無理な状況では、やらないのが一番いいです。不利になる場合もあります。靴が滑ると最悪です。

環境あっての社会だし、相手がいてのコミュニケーションです。自分の都合のいいように世の中できておりません。

大昔の道場剣術は、使えない使えないと揶揄されていたそうですから、道場内に豆を敷き詰め、悪条件でも刀が振れるように練習していた、という風な話もあります。

が、私が思うに、外に豆がばらまかれるような状況はありません。

だったら最初から外でやりゃいい話だと思いましたが…。まぁそれは置いといて。


悪条件だと、やはり転んだりして倒れたりするかもしれません。寝転んだりする事はありません。そんな技は存在しません。何千年も前から伝えられていて、寝技のようなものがないんですから、必要ないという事でしょう。

あるとこはあるのかもしれませんが、転ぶと死にます。すぐ立つようになんとかしないといけません。寝技に持ち込む、なんて事いってますが、寝技がそう簡単に決まるでしょうか?

そうだとしても、寝技が対応できる範囲は?

一人です。そもそも寝てるから立ち回れません。


敵は何も一人じゃありません。多人数だって考えられます。

回転するとか、目を配るとか、肩で見るとか、首を回すとか…そうゆう事が大事になります。


情報収集をずっと行いますし、常にサーチしています。あそこは大丈夫、あそこは危険だ、出口はどこで、これは何か投げても使えそうだな…とか、武術として重要だと思います。生き残る事を考えれば、セキュリティをとったり、使えそうなものは活用する、これはめんどくさいですが、でも重要です。

弱者だからこその視点でもあります。強者は必要ありません。

知識や知恵です。

道具を使うとか、情報収集ができて、対応できるからこそ人間の強みです。

筋肉のデカさや、ものを持ち上げられるとか、パンチが強いとか、身体がデカイとか、イケメンとか…そんなものは、関係ありません。

それらを、ないものと化す事が武術です。


…イケメンにだけはなかなか勝てませんが、人間顔じゃないです。話が出来るかできないかです。そこです。そこなのです。顔じゃない。絶対。


と、いうわけでこの辺で。

梅雨時期、足元と、汗かき、薄毛の方はお気をつけ下さい。


xinyi.kokoro.omoi@gmail.com

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