平和な令和
川崎市の児童19人死傷の事件を拝見された方は多いと思います。
両手に刃渡り30センチの包丁を持った男が児童数十人に包丁を振り回して今回の大惨事に至ったものであります。
引率は2名程ついていたようですが、後方の警戒が手薄というよりがら空きになっており、サイレントで接近し、児童達は状況判断のなすすべなく被害を被る形となっています。
これを見て、日本は平和だと言えるでしょうか?
歴史的観点から見るとかなり平和な時代ですし、法もガチガチで、国のために強制されて戦争に命を捧げるという事もなく、平和と取れるでしょう。
しかしながら、本当に平和なのでしょうか?
前に挙げた内容で、異常者が増えたと書いたような気がしますが、顕著な例だと思います。
動機はまだわかりませんが、抵抗する能力の低い児童に対する攻撃、その時間やその日のその場所に集団で来ると掌握している計画性、どんな理由であろうと、サイコだと言わざるを得ません。文句なしにイカれています。
いるのです日常に、こうゆう輩は。
そういった輩に、はいそうですか、死にます。と手を挙げて降参できますでしょうか?
そうならないためにも、私はこの武術を通して生き抜く為の術を活かしたいと思うのです。
『当武術で』というのが大きなミソであります。
このケースを例として、『用法』なるものが成立するでしょうか?
いくら相手が児童であれど、ほんの数分の出来事です。教頭が10秒目を離した隙にはもう叫び声が挙がっていたと証言しています。
相手は止まりません。その気、その勢いなのですから止まるわけありません。ライブなのです。時間や状況は刻一刻と常に変化をするものです。都合のいい敵はいないのです。そこを理解し、知る事は本当に重要である気がします。
このケースを『例』とさせてもらって、考察するに、そもそも引率2名でのセキュリティはどうだったのか?
児童の集団を部隊として、およそ1コ小隊規模と見立てた場合、どれだけの縦深であるのか、後方までを監視できる位置を把握したうえで監視のセキュリティを切ったのか、そもそも大丈夫だろうという前提意識があったのか?
この前も自動車が突っ込んできて、保育園児が亡くなる痛ましい事件がありましたが、こういった事も、どういう守り方や行動をするかもっと反映し、対策案として練る事が重要だと考えます。
大人である引率者2名が前方、後方におらず、全周の警戒を切った事にも色々と考察すべき事はあるはずです。
確か、教頭は後方は見えない状態だったと証言しています。人員数のカウント、掌握はどうだったのか?
まず、平和である、という前提は必要ありません。
危険はどこでもあるのです。人間はそれを事前にサーチングして回避できる高い知能、知識、知恵を有したが故に、今の世の中で長して君臨しています。
だからこそこのケースに至っては引率する者がその事を理解しておくべきだったのかもしれません。
敵が全ての悪の元凶ではありますが、こちら側も考察をして、対処対応する事が必要だと考えます。
別に良い悪いの話ではありません。
こうも考えられたのではないか、という武術的なところや、今までの知識などを交えての話です。
そもそも、起こった事なので良いも悪いも存在しません。
『そんなの一般人は知らないんだからできるわけないじゃないか!』
それはそうかもしれませんが、『言い訳』です。それ以外に何もありません。
知らない、で終わらせるなら簡単です。
出来ない、とか絶対無理、などはそうやすやすと使っていい言葉じゃないと思います。人命がかかっているなら尚更。
さすがに部隊運用のような動きなどはしませんが、武術にはそういったサーチするような動きもあります。というか、軍隊的なところと似通るところもあります。
刃物に対する方法も存在します。
それが如何に変な動きであろうと、知らずに指をくわえて見るよりも、無力化して命を守れて、かつこちらも死なずに、傷を負わず、なんなら警察に引き渡せるくらいまでいけると最高のエンドステイトです。
ここを目指したいです。目標です。
『何もしない』
は、そういう場でも、生きていても一番何もならない事だと思います。
何もしないより、その辺にある石でもつかんで投げるとか、注意をこちらに引きつけるとかだけでも、アクション出来る事は相当すごい事だと思います。
あとは、優しい日本人ならいないとは思いますが学校側、または個人を必要以上に攻める人。
事件を起こした輩とそんなに変わらないような気がします。
お前が悪い、お前がダメだ、お前が責任とれ…
お前お前という人に人の気持ちが分かるでしょうか?
私的にどうなのかなっておもいますが。
いや、そんな人いるはずはないか…。
という感じでこの辺で。
問い合わせ、質問等はこちらへ
xinyi.kokoro.omoi@gmail.com
黄色い声援、熱い想いなどもどんと来いという感じです。