武術同好会in千葉同好会のブログ

中国武術である戴氏心意拳を練習してます。同好会と冠するに、目的は今は人集めです。師は愛媛にいます。連絡先はxinyi.kokoro.omoi@gmail.comです。

雑談 その1

護身術などはよく見ます。

が、本当に効果があるのでしょうか?

空手、柔道、剣道などのスポーツとされる武道なども本当に出るのでしょうか?

非常に優れた技術であると思います。

しかしながら、これで窮地を逃れたと聞いた事はあまりないように思います。


正拳突きや、小手面や、背負い投げ、もしくは護身術であるような掴まれた際のエスケープ…など。

これらが実際に窮地で出るのでしょうか?

出るならばそれは本当です。出ないならばいったいなんなんでしょうか?


相手に対して、制約、前提といった『用法』というのが、果たして生き延びる技法につながるのでしょうか?

前提を敷いた敵など存在するのでしょうか?

そもそも掴まれた、もしくは掴ませた状態が生起しうるのでしょうか?戦略、戦術もクソもないように思います。

なぜなら間合いが存在しない。

人と人には必ず間合いが存在します。べったりと最初から密着しているような当初の段階があるでしょうか?

距離感、空間があるからその間をどう詰めるか、接近するかが重要なのです。

動物、例えば虎などはキャプチャーする際にいきなりとびつくでしょうか?

そんなことはありません。しっかりと目標を決め、獲物に対し距離を徐々に詰めて、自分の襲撃できる間合いで、攻撃を叩き込むわけです。


人でいえば、可愛い女の子とお近づきになりたい…そんな時いきなり密着しにいくでしょうか?

いける人はいるかもしれませんが、非常に危険な人物と断定されかねません。

相手を探り、やっと近接することを許されるわけです。

物理的ではないとの声も聞こえそうですが、全く同じです。間合いは存在します。

この間合いの理解は非常に重要です。でなければ武器は存在しませんし、様々な戦闘技術は遺りません。


用法のように、受け身な状態は、ある意味致されているという風に見受けられます。

後の先とかいう方もいらっしゃるかもしれませんが、後の先ではありません。

掴まれている時点で、仕掛けられています。後の後です。殺されてもおかしくありません。


『はい、じゃあ相手がこのように殴ってきたら』

いるんでしょうか?まっすぐきれいな軌道のパンチを打ってくるのでしょうか?

自分に都合のいい敵は敵ではありません。

敵は自由意志、すなわち人間です。

そういったイカれた人間に対しとりうる行動を当武術で練習します。逃げるためで全然いいのです。生き延びる事が大事です。しかし、法的な環境も理解しておく必要もあるわけです。

真に使える武術として。

当武術にはそれがある!壮大なるテーマです。


当武術、『待つことを是とせず』であります。

仕掛けるのです。が、先手必勝、不意打ちではありません。

先の先、後の先とかいいます。

掛けねば、掛かりません。


また余談ですが、『戦わない事が最強』などという方もいました。

戦わないように、戦わない状況を確保するにもこちらとしてはやる事がたくさんあります。

が、無理なら最弱の行動を取ります。逃げるが勝ちです。でも逃げ方もあります。反対方向に逃げりゃいいわけではありません。

無理なら無理と判断する事も大事です。


最強とか絶対とか、そういった考えや見出しなどはあまり信じ込まないほうがいいと思います。私はそういった類は全く信じておりません。


あと最後に、正面きっての殴りあいをしません。横、背後に回ることを是とします。つまり外です。正面にはいる場合もあります。内ですが、その場合でも相手の中で炸裂させます。

表面でやり合うのは是としません。



閲覧いただきありがとうございます。


質問事項等は

xinyi.kokoro.omoi@gmail.com

です。

よろしくお願い致します。

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